わさび
わさびとは、アブラナ科の多年草。日本特産。渓流のほとりに生える。根茎は特有の香気と辛味があり、香辛料として用いられる。
わさびの語源・由来
わさびの語源は、「悪障疼(わるさわりひびく)」の略、「悪舌響(わるしたひびき)」の意味、「鼻迫(はなせめ)」の意味が転じたとするなど、わさびの特長である「鼻につんとくる辛さ」を語源としているが、いずれもこじつけの感が強い。
その他、わさびの「わさ」は鼻に走る辛さを表現したもので、「走る」を意味する古語「わしる」と関連づけ、わさびの「び」を「実(み)」の転といった説があり、他の説よりは自然であるが、正確な語源は未詳である。
辛さに関連づけない説では、「早葵(わさあふひ)」の転とする説があり、わさびの葉が葵に似ているからといわれるが、「わさ」の説明が成り立っていない。
また、「山葵」の漢字が見られるのは、平安時代の本草書『本草和名』からで、奈良時代の地誌『播磨国風土記』では「山薑」と書いて「わさび」と読ませており、「葵」を語源とすると時代が前後してしまう。
そのため、わさびの漢字に「山葵」を当てた由来としては、葵の葉に似ていることが考えられるが、「わさび」という音に「葵」を関連づけることは難しい。
わさびの関連語
| アオイ・葵(あおい) | アブラナ・油菜(あぶらな) | 洗い(あらい) |
| アラセイトウ・紫羅欄花 | イヌガラシ・犬芥子(いぬがらし) | お造り(おつくり) |
| カブ・蕪(かぶ) | 辛い(からい) | カラシ・芥子・辛子(からし) |
| カリフラワー | キャベツ | 茎(くき) |
| クレソン | ケール | コショウ・胡椒(こしょう) |
| ゴマ・胡麻(ごま) | コマツナ・小松菜(こまつな) | 刺身(さしみ) |
| 刺身のつま(さしみのつま) | サンショウ・山椒(さんしょう) | シソ・紫蘇(しそ) |
| ショウガ・生姜・生薑(しょうが) | 寿司・鮨・鮓(すし) | スズシロ・蘿蔔・清白 |
| スズナ・菘(すずな) | ソバ・蕎麦(そば) | ダイコン・大根(だいこん) |
| チンゲン菜・青梗菜 | 唐辛子(とうがらし) | ナズナ・薺(なずな) |
| ニンニク・大蒜・葫(にんにく) | 根(ね) | ネギ・葱(ねぎ) |
| ノザワナ・野沢菜(のざわな) | ハクサイ・白菜(はくさい) | 走る(はしる) |
| 鼻(はな) | ハボタン・葉牡丹(はぼたん) | ブロッコリー |
| ぺんぺん草(ぺんぺんぐさ) | 実(み) | ミズナ・水菜(みずな) |
| 山(やま) | ラディッシュ |
