破れ鍋に綴じ蓋/われなべにとじぶた

意味

破れ鍋に綴じ蓋とは、どんなにもぴったり合う相手があること。似たもの同士がよいことのたとえ。江戸いろはかるたのひとつ。「割れ鍋に綴じ蓋」とも書く

破れ鍋に綴じ蓋の語源・由来

破れ鍋に綴じ蓋の「破れ鍋(割れ鍋)」とは、割れて壊れたのこと。
「綴じ蓋」の「綴じ」は縫い合わせるの意味で、「綴じ蓋」は繕って修繕した蓋のこと。
割れて壊れた鍋にも、うまく合う修繕した蓋があるという意味から、破れ鍋に綴じ蓋は、誰にでもぴったり合う相手がいることや、似たもの同士が一緒になればうまくいくことのたとえとなった。
修繕の意味の「綴じる」で成立する言葉なので、「綴じ蓋」を「閉じ蓋」と書くのは間違いである。

破れ鍋に綴じ蓋の類語・言い換え

破れ鍋に欠け蓋/似合う夫婦の鍋の蓋/合うた釜に似よった蓋/似合い似合いの釜の蓋/似寄った釜に似寄った蓋/ねじれ釜にねじれ蓋/破れ鑵子に木蓋/曲がった釜には曲がった甑/歪んだ釜に歪んだ甑/合わぬ蓋あれば合う蓋あり/そばかす女ににきび男/面鉄漿女房に髯男/似た者夫婦/牛は牛連れ、馬は馬連れ/蓼食う虫も好き好き

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