ワニ

ワニとは、ワニ目の爬虫類の総称。全長1メートルから大形のものは7メートルに達する。体表は硬い鱗板で覆われる。

ワニの語源・由来

ワニは、元々、日本に生息しない生き物であるが、上代からその名は見られる。
古代の日本で「ワニ」と呼ばれていたのは「サメ」で、鋭い歯が並ぶ口や獰猛な性質が似ていることから、爬虫類の「ワニ」にこの名が用いられるようになった。
ワニの語源には、その口から「ワレニクキ(割醜)」の意味や、心からおそれ敬うものの意味から「アニ(兄)」の転。
「ワタヌシ(海主)」の略や、「オニ(鬼)」の転、オロッコ族の言葉で「アザラシ」を指す「バーニ」など諸説あるが未詳である。
漢字の「」は、呉音・漢音共に「ガク」であるが、日本では古くから「ワニ」と訓読みされている。
」の「咢」には「驚く」の意味もあるが、ここでは「がくがくと噛み合わせる」といった意味で、「顎(あご)」と同系である。

ワニの関連語

顎(あご) アザラシ・海豹(あざらし) 兄(あに)
アリゲーター アルマジロ イモリ・井守(いもり)
イリエワニ・入江鰐(いりえわに) 海(うみ) ウミワニ・海鰐(うみわに)
鱗(うろこ) 鬼(おに) カイマン
ガビアル カブトガニ・兜蟹(かぶとがに) 噛む・咬む(かむ)
カメ・亀(かめ) カメレオン 口(くち)
クロコダイル サイ・犀(さい) サメ・鮫(さめ)
スッポン・鼈(すっぽん) 鋭い(するどい) トカゲ・蜥蜴(とかげ)
ナイルワニ・ナイル鰐 主(ぬし) 歯(は)
ヘビ・蛇(へび) 醜い(みにくい) ヤモリ・守宮(やもり)
竜・龍(りゅう) ワニガメ・鰐亀(わにがめ) ワニチドリ・鰐千鳥
ワニナシ・鰐梨(わになし) 割る(わる)