牛に経文
【意味】 牛に経文とは、いくら説き聞かせても効き目のないことのたとえ。
【牛に経文の語源・由来】
どんなに素晴らしい経文を牛に説き聞かせても、言葉の通じない牛は聞く耳を持たず全く効果がないことから、言い聞かせても効き目のないことのたとえとなった。
対象が「牛」である理由は、古くから家畜として飼われ人間の近くにいたことや、ずっしりとして何事にも動じなさそうな、その姿からと思われる。
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「牛に経文」の意味・由来・出典・類義語・対義語・英語表現・例文