うるさい
【意味】 うるさいとは、物音が大きくて邪魔である。やかましい。邪魔でわずらわしい。
【うるさいの語源・由来】
うるさいは、「心」を意味する「うら」の母音交替形「うる」に、「狭い」を意味する形容詞「さし(狭し)」が付いた「うるさし」が語源で、何らかの刺激で心が乱れ、閉鎖状態になることを意味した。
「うるさし」と同系の語には、「うるせし(「さし」の母音交替形)」があるが、「立派だ」「優れている」「巧みである」といった意味なので、「うるさし(うるさい)」と同源ではないとも言われる。
しかし、「うるさい」は「技芸がすぐれている」といった意味でも用いられることから、細かいところまで気づくという点では意味が近く、同源と考えて間違いないであろう。
漢字の「五月蝿い」は、五月のハエは特にうるさいことから当てられた当て字である。
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【関連語】
一言居士(いちげんこじ) | 鼾(いびき) | うざい・うざったい |
鬱陶しい(うっとうしい) | 大きい(おおきい) | 音(おと) |
姦しい(かしましい) | 喧しい・囂しい(かまびすしい) | けたたましい |
心(こころ) | 細かい(こまかい) | 皐月(さつき) |
騒がしい(さわがしい) | しつこい | 四の五の言う(しのごのいう) |
邪魔(じゃま) | 素晴らしい(すばらしい) | 狭い(せまい) |
騒々しい(そうぞうしい) | 巧み・匠・工(たくみ) | 劈く(つんざく) |
轟く(とどろく) | どんちゃん騒ぎ(どんちゃんさわぎ) | ハエ・蠅・蝿(はえ) |
乱れる(みだれる) | 迷惑(めいわく) | 面倒臭い(めんどうくさい) |
喧しい(やかましい) | 厄介(やっかい) | 山の神(やまのかみ) |
憂鬱(ゆううつ) | 立派(りっぱ) | 煩わしい(わずらわしい) |