瓜二つ/うりふたつ

意味

瓜二つとは、・兄弟などのかたちがよく似ていることのたとえ。

語源・由来

を二つに割ると、切り口がほとんど同じであることから、よく似ているさまを「瓜二つ」とたとえるようになった。
瓜以外でも、果実の断面はだいたい似ており、瓜が選ばれた理由は不明である。
しかし、古くから美人の一つとされる形容に「瓜実顔(うりざねがお)」があり、余分な悪い意味を含まず使えることから、「瓜二つ」になったのではないかと考えられる。
同じウリ科でも「かぼちゃ二つ」などと言ってしまえば、似ていること以上に、不細工な二人を表すことになってしまう。
「瓜二つ」の形が見られるようになるのは近代に入ってからで、1945年刊の『毛吹草』には「瓜を二つに割りたる如し」とあり、江戸時代の人形浄瑠璃時代物の『源頼家源実朝鎌倉三代記』には「見れば見るほど瓜を二つ」という形で見られる。

類語・言い換え

瓜を二つに割ったよう/瓜を二つ/生き写し/そっくり/クリソツ/酷似/激似/肖似/合わせ鏡のよう/一卵性/一卵性双生児/分身/ドッペルゲンガー/似た者/空似/猿似/形似/似寄り/似れば似るもの/似ている/そのまま/ほとんど同じ/見分けがつかない/区別がつかない/似通う/似寄る/似付く/然も似たり/似つこらしい/見違う/見違える/見間違う/見紛う/紛らわしい/類似/相似/已己巳己/近似/シミラー/類/類型/彷彿/あたかも/まるで/さながら/宛として/擬似

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