うぐいす
【意味】 うぐいすとは、スズメ目ウグイス科の鳥。全長約16センチ。オオルリ・コマドリとともに日本三名鳥の一つとされる。春告げ鳥、花見鳥、経読み鳥、人来鳥(ひとくどり)など別名が多い。
【うぐいすの語源・由来】
「春告げ鳥」の別名があるように春になると谷の奥から出てくることから、「ウク」が「奥」、「ヒス(イス)」が「出づ」で、「奥出づ」の意味とする説。
茂みに巣を作る鳥であるところから、「ウ」が「フ(生)」の転、「ス」が「巣」の意味とする説など諸説ある。
しかし、うぐいすの最大の特徴はその鳴き声にあるため、「ウグヒ(ウグイ)」が鳴き声で、「ス」は「カラス」「カケス」「ホトトギス」などと同じく、鳥の接尾語と考えられる。
漢字の「鶯」は、上部が音符「エイ(栄)」で、ぐるりととりまくさまを表し、輪状の羽模様が首のまわりを取り巻く鳥という意味である。
ただし、中国では日本でいう「コウライウグイス」を指し、鳴き声も外見も大きく異なる。
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【関連語】
鶯餅(うぐいすもち) | ウグイスガイ・鶯貝 | ウグイスカグラ・鶯神楽 |
鶯嬢(うぐいすじょう) | 鶯綴じ(うぐいすとじ) | ウグイスナ・鶯菜(うぐいすな) |
鶯鳴かせたこともある | 鶯の卵の中のほととぎす | 鶯豆(うぐいすまめ) |
梅に鶯(うめにうぐいす) | オオルリ・大瑠璃(おおるり) | 奥(おく) |
キクイタダキ・菊戴 | コウライウグイス・高麗鶯 | 声(こえ) |
コマドリ・駒鳥(こまどり) | サイホウチョウ・裁縫鳥 | スズメ・雀(すずめ) |
セッカ・雪加・雪下(せっか) | センダイムシクイ・仙台虫喰 | センニュウ・仙入(せんにゅう) |
谷(たに) | トリ・鳥(とり) | 泣く・鳴く・啼く(なく) |
春(はる) | ホトトギス・杜鵑・時鳥・不如帰 | 模様(もよう) |
ヤブサメ・藪雨(やぶさめ) | ヨシキリ・葦切・葦雀(よしきり) |