てんやわんや

てんやわんやとは、大勢の人が自分勝手にふるまい、混乱すること。

てんやわんやの語源・由来

てんやわんやは、「てんでん」と「わや」の合成語とする説が有力とされる。
「てんでん」は、「手に手に」もしくは「手々」が転じ「各自」「銘々」の意味になった語で、「各自が思い思いの行動をする」意味の「てんでんばらばら」に使われる。
「わや」は「無理」「無茶」を意味する関西方言で、「わや」が「わんや」となり、それに語調を合わせる形で「てんでん」が「てんや」となり、「てんやわんや」になったと考えられる。
その他、てんやわんやの「わんや」には、ワイワイと騒ぐ意味の「ワヤワヤ」や、主に関西で「私」を意味する「わい」を語源とする説もある。
銘々がワヤワヤと騒いだり、我先に行こうと「わいやわいや」と叫ぶ姿は、てんやわんやとなった光景からも想像ができ、捨てがたい説である。
てんやわんや」は、獅子文六の新聞小説『てんやわんや』(1948年12月〜49年4月)によって流行語となったが、俗語として江戸時代から見られる。

てんやわんやの余談

漫才コンビ「てんやわんや」の「獅子てんや」の名は、獅子文六の「獅子」から取ったもので、「瀬戸わんや」は「お碗=瀬戸物」から名付けたということは有名である。
また、小柳ルミ子の『瀬戸の花嫁』の替え歌で「瀬戸ワンタン 日暮れ天丼」を「瀬戸わんや〜 日暮れてんや〜♪」と歌っていたため、「瀬戸わんや」のフルネームは思い出せても「獅子てんや」を思い出せない人は意外に多い。

てんやわんやの関連語

いざこざ 一大事(いちだいじ) 煩い・五月蝿い(うるさい)
大童(おおわらわ) 姦しい(かしましい) 勝手(かって)
きりきり舞い(きりきりまい) ごたごた ごった返す(ごったがえす)
騒ぐ(さわぐ) しっちゃかめっちゃか 自分(じぶん)
瀬戸物(せともの) 茶碗(ちゃわん) てんてこ舞い(てんてこまい)
テンパる どさくさ どんちゃん騒ぎ(どんちゃんさわぎ)
パニック 漫才(まんざい) 無茶苦茶(むちゃくちゃ)
無理矢理(むりやり) 目白押し(めじろおし) 滅茶苦茶(めちゃくちゃ)
やっさもっさ 狼藉(ろうぜき) わい・わし・わて
私(わたくし・わたし) わや