デバガメ/出歯亀/でばがめ

意味

出歯亀とは、のぞきの常習者。変質者。痴漢。

語源・由来

出歯亀は、のぞきの常習者であった植木職人 池田亀太郎のあだ名に由来する。
明治41年(1908年)3月22日、亀太郎は東京の大久保で風呂帰りの女性を襲い、乱暴したあげく殺害する事件を起こした。
亀太郎のあだ名が「出歯亀(でばかめ)」から、この事件は「出齒龜事件(出歯亀事件)」として報じられたため、のぞきをする男や変質者を「出歯亀」と呼ぶようになり、変質行為を表す「出歯る(でばる)」という動詞まで生まれた。
あだ名が「出歯亀」になった由来は、亀太郎が出っ歯だったからというのが通説となっている。
しかし、当時の新聞で紹介された説は、出っ歯のほかに、何事にもを出したがる出張る性格からや、短気な性質で事あればに出刃三昧を為すことからという説も紹介されている。
本当の由来は明らかではなく、この三説も新聞社の推測に過ぎない。

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