短兵急
【意味】 短兵急とは、いきなり行動を起こすさま。
【短兵急の語源・由来】
短兵急の「短兵」は、刀剣や手槍など相手に接近して用いる短い武器のことで、対する「長兵(ちょうへい)」は、長槍など長い武器や弓矢などの飛び道具をいう。
短兵急は、刀剣などの短い武器を持っていきなり攻めるさまが原義で、転じて、突然行動するさまを表すようになった。
室町時代の軍記物語『太平記』に、「敵三千余騎の真中に取篭て、短兵急に拉がんとす」の例が見られる。
スポンサードリンク
【関連語】
呆気ない(あっけない) | 慌ただしい(あわただしい) | 生き馬の目を抜く |
いきなり | 急ぐ(いそぐ) | 驚く・愕く・駭く(おどろく) |
俄然(がぜん) | 刀(かたな) | 間髪を容れず(かんはつをいれず) |
忽然(こつぜん) | 直(じき) | 直ぐ(すぐ) |
素っ頓狂(すっとんきょう) | 青天の霹靂 | 刹那(せつな) |
即座(そくざ) | 直ちに(ただちに) | 忽ち(たちまち) |
たまげる | 単刀直入 | 束の間(つかのま) |
剣(つるぎ) | 兵(つわもの) | 道具(どうぐ) |
唐突(とうとつ) | 度肝を抜く(どぎもをぬく) | 咄嗟(とっさ) |
突如(とつじょ) | 突然(とつぜん) | 突飛(とっぴ) |
突拍子もない(とっぴょうしもない) | 長い・永い(ながい) | 俄(にわか) |
寝耳に水(ねみみにみず) | びっくり | ふと |
短い(みじかい) | 矢(や) | 矢庭に(やにわに) |
藪から棒(やぶからぼう) | 槍・鑓・鎗(やり) | 弓(ゆみ) |