ぞんざい
ぞんざいとは、いい加減なさま。粗略。言動が乱暴なさま。礼儀にかなっていないさま。無作法。
ぞんざいの語源・由来
ぞんざいの語源は、「そざつ(麁雑・粗雑)」の転とする説と、「存在のまま」を略した「存在」の意味とする説があるが未詳。
ぞんざいの「ぞん」は、「そ(麁・粗)」の意味と考えるのが妥当であるが、「そざつ」が変化したとは思えず、同じ語幹とだけ見る方が良いであろう。
「存在のまま」の説は、「存在のまま=あるがまま」で、「あるがまま勝手にふるまう」ところから、いい加減なさまを表すようになったというものであるが、強引に意味づけされた感が強いため、あまり良い説とは言えない。
現代では「ぞんざいな口をきく」や「ぞんざいに扱う」など、形容動詞として用いられるのが一般的であるが、古くは「ぞんざいして」のようにサ変動詞としても用いられているため、この点でも「存在のまま」から変化したとするのは難しく思える。
ぞんざいには漢字が無いため「存在」が用いられることがあり、夏目漱石も「ぞんざい」に「存在」を用いているが、借字として使用されているだけで「ぞんざい」の語源とは関係ない。
「ぞんざい」を強調する語には、接頭語「いけ」を加えた「いけぞんざい」がある。
ぞんざいの関連語
| 荒い・粗い(あらい) | いい加減(いいかげん) | 上っ調子(うわっちょうし) |
| 大雑把(おおざっぱ) | お座成り(おざなり) | おっちょこちょい |
| 疎か(おろそか) | がさつ | 仮初(かりそめ) |
| 画竜点睛を欠く | 軽々しい(かるがるしい) | 軽率(けいそつ) |
| 軽薄(けいはく) | 弘法にも筆の誤り | 杜撰(ずさん) |
| ズベ公(ずべこう) | ずぼら | 粗悪(そあく) |
| 粗忽(そこつ) | 粗相(そそう) | 粗暴(そぼう) |
| だだくさ | だらしない | 丹念(たんねん) |
| ちゃらんぽらん | 丁重・鄭重(ていちょう) | 丁寧(ていねい) |
| 適当(てきとう) | 丼勘定(どんぶりかんじょう) | 蔑ろ(ないがしろ) |
| 等閑(なおざり) | 投げ遣り(なげやり) | 憖っか(なまじっか) |
| 生半可(なまはんか) | ふしだら | マナー |
| 無造作(むぞうさ) | 勿体無い(もったいない) | 忽せ(ゆるがせ) |
| 狼藉(ろうぜき) |
