袖にする/そでにする

意味

袖にするとは、親しくしていた、特に異性を冷淡にあしらう。おろそかにする。すげなくする。

語源・由来

袖にするには以下の通り多くの説があり、正確な語源は分かっていない。
1.袖にを入れたまま、何もしないという意味から。
2.着物の袖は身頃の左右にある付属物で、その袖のように扱うことから。
3.袖を振って追い払うことから。
4.着物の袖が動くと邪魔になり、邪魔者扱いする意味から。
5.舞台の左右の端を「袖」といい、客席からは見えず主要な場所ではないことから。
6.袖は身と分かつもので、「袖を分かつ」「袂を分かつ」というように、人と別れること、関係を断つことを意味することから。
「袖にする」の同意句には、「袖にあしらう」「袖になす(なる)」がある。

類語・言い換え

袖にあしらう/袖になす/袖になる/蔑ろにする/鼻であしらう/鼻先であしらう/木で鼻を括る/木で鼻をかむ/冷淡にあしらう/冷淡に扱う/邪険に扱う/除け者にする/邪魔者扱いする/疎略にする/おろそかにする/すげなくする/粗末に扱う/背を向ける/外方を向く/相手にしない/突き放す/はねつける

TOP
テキストのコピーはできません。