出世/しゅっせ

意味

出世とは、世に出て高い地位につき、世間に名が知られる身分になったり、成功すること。

出世の語源・由来

出世は、仏教用語で「俗世間の煩悩(ぼんのう)を解脱(げだつ)し悟りを得ること」を意味する「出世間(しゅっせけん)」が略された言葉である。
仏教の世界に入ることも言い、僧侶のことを「出世者(しゅっせしゃ)」と呼んでいる。
日本では、公卿の子息が剃髪して出家し、僧になったことを「出世者」と言った。
とくに彼らは昇進が早かったため、僧の高い位になることを意味するようになった。
そこから、高い地位についたり、成功することを「出世」と言うようになった。

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