舎利
舎利とは、遺骨。特に仏や聖者の遺骨。仏舎利(ぶっしゃり)。さり。白い米粒。白飯。銀シャリ。
舎利の語源・由来
舎利は、「遺骨」「死骸」「身体」を意味するサンスクリット語「sarira」の音写。
塔に舎利(実際には舎利を象徴するもの)を納めて供養し、信仰の対象とされた。
すし屋などで、米や白飯を言う「シャリ」は、色や形が火葬したあとに残る粒状の骨と似ていることから呼ばれるようになったものだが、サンスクリット語で「米」を意味する「sari」を語源とする説があり、色や形の説は間違いとされることがある。
中国の唐代から見られる例では、サンスクリット語で「米」を意味する「sari」が「遺骨」の「舎利(sarira)」と混同され、「米粒」を「舎利」と呼ぶようになっているが、「遺骨」と「骨」の形、発音が似ていることからの混同で、「sari」だけで生じたものではない。
日本では、空海の『秘蔵記』にある「天竺呼米粒為舎利。仏舎利亦似米粒。是故曰舎利。」が有名であるが、これも中国で遺骨の「舎利」と米粒の「シャリ」が結び付けられていたことに基づくもので、サンスクリット語の「米」が語源という訳ではない。
また、日本で米粒を「舎利」と呼ぶようになったのは近世以降であるから、中国で混同された語の影響自体も無く、日本は日本で形や色から「仏舎利」に喩えられた別物と考える方が妥当である。
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