杓文字/しゃもじ

意味

しゃもじとは、や汁をすくうのに用いる道具。特に、飯を炊飯器やおひつから食器に盛る道具。皿形の部分に柄がついている。

語源・由来

しゃもじは、「しゃくし(杓子)」の「しゃ」に「文字」をつけた女房詞の一種の文字言葉が一般化した語。
しゃもじと同様に「文字」をつけた文字言葉には、「鯉」をいう「こ文字」、「」をいう「か文字」などがある。
飯を盛るものを区別して「めじゃくし(飯杓子)」や「いいがい(飯匙)」と言ったが、「しゃもじ」は飯だけでなく、汁をすくうものも含めた呼称であった。
時代と共に「めじゃくし」や「いいがい」の語は廃れ、飯を盛るものを「しゃもじ」、汁をすくうものを「お玉杓子(おたま)」と呼ぶようになっていった。

別名・類語

飯杓子/飯匙/杓子/へら/お玉/お玉杓子/匙/スプーン

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