シソ/紫蘇/しそ

意味

シソとは、シソ科の一年草。中国原産。全草に強い香りがある。

シソの語源・由来

シソは、漢名「紫蘇」の字音に由来する。
中国で「紫蘇」の名が付いた由来には、食中毒で死にかけていた若者にシソのを煎じて飲ませたところ、たちまち元気になったことから、「蘇る」の意味で「紫蘇」といったがある。
しかし、シソの漢名には「紫蘇」と「蘇」があり、「蘇」のみで「シソ」を表す方が古いため、「紫の蘇る草」ではなく、単に「蘇る草」の意味からであろう。
「蘇」に「紫」が冠されて「紫蘇」になったのは、じその葉は両面が赤紫色であることと、一音語は不安定なためである。
「白蘇(ハクソ)」という漢名もあるが、これはシソ科の「エゴマ荏胡麻)」のことである。
シソは中国原産だが、日本でも古くから薬用として栽培されており、「ノラエ(野荏)」や「ヌカエ(糠荏)」と呼ばれていた。
『和名抄』にも「蘇」の訓に「ノラエ」と「ヌカエ」が挙げられている。

シソの別名・類語

チソ/ノラエ/ヌカエ/イヌエ/ソヨウ/シソヨウ/ソシ/赤紫蘇/青紫蘇/大葉/穂紫蘇/芽紫蘇/ハーブ

シソの種類

青紫蘇/赤紫蘇/ちりめん紫蘇/ちりめん青紫蘇/まだら紫蘇/片面紫蘇

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