しめ縄/注連縄/しめなわ

意味

しめ縄とは、神事の神聖な場所と下界を区別するために張る。新年に悪気が入らないようの出入り口に張ったりする。

語源・由来

しめ縄の語源は、「占める縄」である。
『万葉集』には、しめ縄を表す語として「標縄(しめなは)」の例が見られる。
一般の者の立ち入りを禁じ、皇室や貴人が占有した野の「標野」の「標」と同じく、標縄の「標」は「占める」の意味である。
また、古代には「しめ縄」を「尻久米縄(しりくめなわ・しりくべなわ)」といった。
「くめ」とは「出す」の意味で、藁の尻をくめ置いて垂らした縄なので、こう呼ばれた。

漢字「注連縄」の「注連(ちゅうれん)」は、中国で死霊が入り込まないよう、を注いで清め連ね張った縄を意味する。
しめ縄は、一定の間隔で藁を三・五・七本と垂らすため、漢字で「七五三縄」とも書き、別名を「七五三しちごさん)」とも言う。

別名・類語

しめ/七五三/しりくめ縄/しりくべ縄/しめ飾り/章断ち/新注連/年縄/左縄/前垂注連/輪注連/輪飾り/大根注連/牛蒡注連/正月飾り

TOP
テキストのコピーはできません。