ラリる
【意味】 ラリるとは、薬物などの影響で、舌が回らなくなったり、ふらふらする状態。
【ラリるの語源・由来】
ラリるの「ラリ」の語源は、以下の通り諸説あり、3の説が有力とされる。
1.睡眠薬を飲むと、ろれつが回らなくなり、「らりるれろ」のラ行しか発音できなくなるためとする説。
2.馬鹿者を意味する「らり」を動詞化したとする説。
3.めちゃめちゃになることを意味する「乱離骨灰(らりこっぱい)」の略「乱離(らり)」を動詞化したとする説。
ラリるは、眠剤ブームの1960年代頃から多く用いられるようになった言葉なので、「らりるれろ」の説が有力とも言われる。
しかし、「乱離骨灰」を略した「乱離」、また「乱離にする」といった表現は江戸時代から使われており、「馬鹿になる」の意味で「乱離になる」と用いた例も多く見られるため、ラリるの語源は2の説を含み、「乱離骨灰」で間違いないであろう。
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【関連語】
薬(くすり) | 管を巻く(くだをまく) | 狂う(くるう) |
グロッキー | 下戸(げこ) | 舌(した) |
しどろもどろ | 千鳥足(ちどりあし) | 泥酔(でいすい) |
バカ・馬鹿(ばか) | へべれけ | 無茶苦茶(むちゃくちゃ) |
滅茶苦茶(めちゃくちゃ) | 乱離骨灰(らりこっぱい) | 狼藉(ろうぜき) |
ろれつが回らない |