のべつ幕なし

のべつ幕なしとは、休みや切れ目がなく続くさま。ひっきりなしに続くさま。

のべつ幕なしの語源・由来

のべつ幕なしは、同義語を重ねて強調した言葉である。
のべつ幕なしの「のべつ」は、「述べる」の「のべ」に助動詞「つ」が付いた語で、絶え間なく続くさまを意味し、のべつ幕なしの「幕なし」は、芝居で幕を引かずに演じ続けることを意味する。
「絶え間なく」といった意味の「延べつに」は、江戸時代から見られるが、「のべつ幕なし」の用法は明治以後から見られる。

のべつ幕なしの余談

のべつ幕なしは、「まく」と「くま」を逆さにした「のべつ隈なし(のべつくまなし)」と間違えられる。
おそらく、「隈なく探す」などの「隈(くま)」と誤解し、「休みなく徹底的に探す」といった意味に思われているのであろうが、そのような言葉はない。
また、「休む暇もなく」と言うことから、「のべつ暇なし(のべつひまなし)」といった誤用も見られる。

のべつ幕なしの関連語

いたちごっこ くどい 隈・曲・阿(くま)
しつこい 芝居(しばい) しょっちゅう
四六時中(しろくじちゅう) 偶・適(たま) 月並み(つきなみ)
堂々巡り(どうどうめぐり) 長い・永い(ながい) 長丁場(ながちょうば)
述べる・陳べる・宣べる 引っ切り無し(ひっきりなし) 暇・閑・隙(ひま)
普段(ふだん) 幕(まく) マンネリ
休む(やすむ)