にっちもさっちも

にっちもさっちもの意味

にっちもさっちもとは、どうにもできないさま。どう勘定しても。どう工夫しても。行き詰ってどうにも出来ない時に「にっちもさっちもいかない」と使われる。

にっちもさっちもの語源・由来

にっちもさっちもは、そろばん用語が語源である。
「にっち」は「二進(にしん)」、「さっち」は「三進(さんしん)」の音が変化した語。
「二進」とは2割る2、「三進」とは3割る3のこと。
ともに割り切れ、商に1が立って計算が出来ることを意味していた。
そこから、2や3でも割り切れないことを「二進も三進も行かない」と言うようになり、しだいに計算が合わないことを意味するようになった。
さらに、商売が金銭面でうまく行かないことの意味になり、どう工夫しても身動きがとれない意味で「にっちもさっちもいかない」と使うようになった。

にっちもさっちもの類語・言い換え

どうにもこうにも/どう勘定しても/どう工夫しても/どうやっても/どうしても/どうにも/なんとも/どうすることも

にっちもさっちも行かないの類語・言い換え

どうにもならない/どうしようもない/雁字搦め/立ち往生するのっぴきならない/抜き差しならない/進退窮まる/進退維谷まる/進退維谷/進退両難/行き詰まり/八方塞がり/術がない/なすすべがない/成す術なし/手がない/打つ手がない/手立てがない/手も足も出ない/手がない/手の施しようがない/埒が明かない/手詰まり/詮方ない/身動きが取れない/動きが取れない/泥沼/やんぬるかな/一筋の光明も見出せない/ジレンマ

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