ナヨシ
ナヨシとは、ボラの若魚でイナのこと。または、ボラ。みょうぎち。
ナヨシの語源・由来
ナヨシは成長するにつれて名前が変わる出世魚で、めでたい魚なので「名吉」の意味から付いたといわれる。
古くから、ナヨシは正月のしめ縄に挿して祝ったり、七五三の祝いに用いるなど、めでたい魚とされており、「ミョウギチ」とも呼ばれていたことから、「名吉」の意味に違いないが、「イナ」の別称と考えるのであれば、「イナ」が「否」に通じることから、美称の「名吉」にしたと考える方が良いであろう。
また、古くから伊勢地方では、ボラを豊漁祈願や八幡祭に奉納しており、伊勢の人が言い出した名前ともいわれる。
「イナ」に限らず、伊勢やその周辺地域で「ボラ」を「ナヨシ」と呼ぶことからすれば、伊勢で生まれた呼称と考えられる。
ナヨシの関連語
| イキナゴ | イセゴイ・伊勢鯉(いせごい) | イナ・鯔(いな) |
| 嫌・厭・否(いや) | 祝い(いわい) | エブナ・江鮒(えぶな) |
| オボコ | からすみ | 吉(きち) |
| クチメ・口女(くちめ) | 魚(さかな) | 七五三(しちごさん) |
| 注連縄(しめなわ) | 出世魚(しゅっせうお) | 正月(しょうがつ) |
| スバシリ・州走・洲走(すばしり) | 算盤玉(そろばんだま) | トド・鯔(とど) |
| ナタネボラ | 名前(なまえ) | ハク・白(はく) |
| ハラブト・腹太(はらぶと) | ボラ・鯔・鰡(ぼら) | めでたい |
| メナダ・目奈陀・赤目魚 | 良い・善い・好い(よい) |
