なしのつぶて

なしのつぶてとは、連絡をしても返事のないこと。便りのないこと。梨のつぶて。

なしのつぶての語源・由来

なしのつぶての「つぶて(礫)」は、投げる小石の意味。
投げた小石は返ってこないことから、つぶてのように音沙汰がないことを「なしのつぶて」と言うようになった。
漢字では「梨の礫」と書くが、「梨」は「無し」に掛けた語呂合わせで特に意味はない。
ただし、「無しのつぶて」では「何も無いものを投げること」になって意味をなさないため、形のある「梨」を用いて「梨の礫」としなければならない。
「つぶて」があまり使われない割に「なしのつぶて」が多く使われている理由は、「見て見ぬふりをする」意味の「つぶる(目をつぶる)」と「つぶて」の語感が似ているせいかもしれない。

なしのつぶての関連語

石(いし) 犬に論語(いぬにろんご) 馬の耳に念仏
置いてきぼり(おいてきぼり) 音沙汰(おとさた) 蛙の面に水
シカト 釈迦に説法(しゃかにせっぽう) しらばくれる
そっぽを向く(そっぽをむく) 棚上げ(たなあげ) 狸寝入り(たぬきねいり)
頼り・便り(たより) 礫(つぶて) 瞑る(つぶる・つむる)
手紙(てがみ) 豆腐に鎹(とうふにかすがい) 蔑ろ(ないがしろ)
投げる(なげる) ナシ・梨(なし) 糠に釘(ぬかにくぎ)
猫に小判(ねこにこばん) 暖簾に腕押し(のれんにうでおし) 馬耳東風(ばじとうふう)
ばっくれる 豚に真珠(ぶたにしんじゅ) 無頓着(むとんちゃく)
柳に風(やなぎにかぜ) 郵便(ゆうびん)