ミーハー

意味

ミーハーとは、流行などに熱中しやすいたち。程度の低いことに夢中になっている人を軽蔑して言う言葉

ミーハーの語源・由来

ミーハーは、「みいちゃんはあちゃん」の略「みいはあ」に由来する。
「みいちゃんはあちゃん」は、昭和初期、「みよちゃん」や「はなちゃん」など、名前の頭文字に「み」や「は」が多かったことから、若い女の子の代表的な呼び名で、言動を軽蔑して呼ぶときに用いられた。
「みいちゃんはあちゃん」は流行語となり、そこから軽い若者風俗を総称した「ミーハー族」が生まれた。
この頃から徐々に、カタカナ表記の「ミーハー」が増えていった。

昭和30年頃には、ミーハーより少し趣味が高尚な人々をさす「ソーラー族」も誕生した。
ソーラーとは、ドレミファソラシドの「ミ・ファ」より音階がひとつ上である「ソ・ラ」をもじったもので、一般化されず消滅した。

ミーハーの語源には、その他、力士仲間の隠語に馬鹿間抜けを表す「はーちゃん」という言葉があり、ドレミファソラシドの「ミーファー」と関連づけ、「ミーハー」になったとする説。
また、新しいもの好きの若者が、自分のことを「me(ミー)」、彼女を「her(ハー)」と呼び、「ミーのハーちゃん」などと言っていたため、軽い若者風俗をさして「ミーハー族」と総称したとする説もある。

しかし、力士のドレミファ説は、ソーラー族が誕生してから作られたと考えられ、力士の隠語とドレミファにも関連性がないことから、有力な説ではない。
また、昔は女の子を軽蔑する際によく使われていた言葉なので、男性(力士や彼)が中心となる言葉から発生したとは考えがたい。
「ミーハー」という言葉が生まれる以前に、「みいちゃんはあちゃん」とが存在していたことや、女の子を軽蔑する意味で使われたことなどを考慮すると、ミーハーの語源は名前の頭文字からとするのが妥当である。

ミーハーの類語・言い換え

みいはあ/みいちゃんはあちゃん/ミーちゃんハーちゃん/ミーハー族/みいはあ族/ソーラー族/新しもの好き/新しいもの好き/新しがり屋/新しがり/流行かぶれ/ファディズム/西洋かぶれ/南蛮かぶれ/ハイカラにわかファン/流行りに乗る/流行を追う/流行に乗る/お調子者/調子者/軽薄/C調/浅はか/かりそめ/にわか/軽い/尻馬に乗る/尻馬/尻馬に付く/御多分連/わいわい連

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