またたび

【意味】 またたびとは、マタタビ科の蔓性落葉低木。山地に自生する。葉・茎・根は猫の好物で、食べると一種の酩酊状態になる。花は夏。果実は秋。

【またたびの語源・由来】

旅の途中で倒れた人がこの実を食べたら元気になり、又旅(またたび)ができるようになったからという説があるが、強壮作用を誇張し洒落たもので、全くのデタラメである。
古くは「ワタタビ」と言い、平安時代の本草書『本草和名』にも「ワタタビ」とある。
この「ワタタビ」の語源としては、「ワ」が本物でないもの、「タタ」が「タデ(蓼)」、「ビ」が「ミ(実)」の訛りとする説や、「ワル」は「ワサビ」の「ワ」と同じ、「タダレ」は「タデ(蓼)」、「ビ」が「ミ(実)」で「ワルタダレミ(悪爛実)」の転とする説がある。
「ワタタビ」を語源としない説には、アイヌ語の「マタタンプ(「マタ」は「冬」、「タンプ」は「亀の甲」の意味)」が転じたとする説がある。
秋田の方言では「またんぶ」と言うことから、「ワタタビ」も「マタタンプ」が変化を繰り返した後にできた語とも考えられる。
その他、長い実と平たい実と二つなることから「マタツミ」の意味を語源とする説もあるが、「ワタタビ」や「マタタンプ」の説に比べ、使用例がないことから説得力に欠ける。
漢字の「木天蓼」は「もくてんりょう」と言い、漢方で中風やリウマチの薬に用いるまたたびの果実を乾燥したものをさす。

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