倶利迦羅紋紋/くりからもんもん

くりからもんもんの意味

くりからもんもんとは、背中一面に彫った倶利迦羅竜王の入れ墨。また、その入れ墨をした。入れ墨。

くりからもんもんの語源・由来

くりからもんもんの「くりから(倶利迦羅)」は、サンスクリット語「Kulika(Kulikaraja)」の音写で、不動明王の変化身「倶利迦羅竜王」のこと。
倶利迦羅竜王の形像は、火炎に包まれたが岩の上に立った宝剣に巻きつき、呑み込もうとしているさまで表される。
くりからもんもんの「もんもん(紋紋)」は、模様の意味の「紋」を重ねた語か、火炎に包まれた竜から「燃え燃え」の意味といわれるが、前者の「模様」が語源であろう。
本来、くりからもんもんは倶利迦羅竜王の入れ墨を指す語であるが、背中一面に彫られることから「大きな入れ墨」についても言うようになり、そこから、単に「入れ墨」も言うようになった。
「入れ墨」を指して「もんもん」と言うのも、「くりからもんもん」からである。

くりからもんもんの類語・言い換え

紋紋/入れ墨刺青タトゥー/彫り物//文身/紋身/入れ黒子/我慢落書き/和彫り

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