いとこ煮
いとこ煮とは、小豆・カボチャ・ゴボウ・芋・大根・豆腐などを煮えにくいものから順に入れ、味噌か醤油で味付けした料理。いとこ汁。従弟煮。従兄煮。
いとこ煮の語源・由来
いとこ煮は、堅いものから順に煮ていく料理で、「追い追い煮る」の意味から「追い追い」と「甥々(おいおい)」と掛けた洒落で、「いとこ煮」と呼ばれるようになったというのが定説である。
その他、「甥々」の補足的な語源説で「銘々に煮る」の意味で、「姪々(めいめい)」とも掛けられているといった説や、いとこ煮は様々な野菜が煮られ、種類は異なるが野菜は野菜であることから、近親関係のいとこに見立てたとする説がある。
「従弟似(いとこに)」という言葉を元に、「甥々」や「近親関係」などの意味が加わり、「いとこ煮」になったとする説もあるが、突如「従弟似」という言葉が出るのは不自然なので、影響を受けたとしても、意味が先にあって生まれた呼称と考えるべきであろう。
いとこ煮の作り方は、豆と野菜を煮るという点では全国的に共通しているが、煮た小豆や大根を具にした味噌汁をさす地域もある。
いとこ煮は、神に供えた食物を寄せ集めて煮ることから始まった料理で、元々は盆や正月、祭礼時に食べられていた。
いとこ煮の関連語
| アズキ・小豆(あずき) | 磯部煮(いそべに) | 従兄弟・従姉妹(いとこ) |
| イモ・芋・薯・藷(いも) | 旨煮・甘煮(うまに) | 甥(おい) |
| おかず | 小倉煮(おぐらに) | お盆(おぼん) |
| オランダ煮(おらんだに) | カボチャ・南瓜(かぼちゃ) | 神(かみ) |
| がめ煮(がめに) | 甘露煮(かんろに) | 儀助煮(ぎすけに) |
| 金平(きんぴら) | 釘煮(くぎに) | 具足煮(ぐそくに) |
| ゴボウ・牛蒡(ごぼう) | 桜煮(さくらに) | 沢煮(さわに) |
| 時雨煮(しぐれに) | 治部煮(じぶに) | 正月(しょうがつ) |
| 醤油(しょうゆ) | 汁(しる) | 鼈煮(すっぽんに) |
| 駿河煮(するがに) | 仙台煮(せんだいに) | 供える(そなえる) |
| ダイコン・大根(だいこん) | 筑前煮(ちくぜんに) | 佃煮(つくだに) |
| 定家煮(ていかに) | 豆腐(とうふ) | 土佐煮(とさに) |
| 難波煮(なんばに) | 南蛮煮(なんばんに) | 煮染め(にしめ) |
| 煮る(にる) | 翡翠煮(ひすいに) | 風呂吹き大根(ふろふきだいこん) |
| 鼈甲煮(べっこうに) | 祭り(まつり) | マメ・豆(まめ) |
| 味噌(みそ) | 姪(めい) | 大和煮(やまとに) |
| 吉野煮(よしのに) | 利休煮(りきゅうに) | 料理(りょうり) |
| レシピ | 若竹煮(わかたけに) |
