刺青
刺青とは、針や刃物で皮膚を傷つけ、肌に墨・朱・ベンガラ・カルミン・インディゴなどの色料を刺し入れ、文字や絵画などを描くこと。入墨。
刺青の語源・由来
刺青は「入れ墨」の別称で、本来は「しせい」と読むが、当て字として用いられるようになったもの。
谷崎潤一郎が明治43年(1910年)に発表した小説「刺青(しせい)」以降、特に、「いれずみ」を「刺青」と表記することが多くなった。
「刺青」のほか、「文身(ぶんしん)」や「黥(げい)」を「いれずみ」と読ませることもある。
入れ墨は、前科のしるしとして行われた刑罰のひとつで、江戸時代には、上腕部を一周する単色の線が二、三本入れられた。
これは、古代中国の五刑のひとつ「黥(げい)」に由来する。
江戸時代、ファッションとしての入れ墨は「彫り物」と呼ばれ、刑罰の「入れ墨」と区別されることが多かった。
彫り物は、遊び人などの間で盛んに行われたものだが、自らが入れる入れ墨は、元々は、漁師が遭難で死んだ際の身元確認のためや、火消しの鳶が粋を見せるために行ったものであったといわれる。
刺青を入れることは、「入れる」「彫る」「刺す」と言うほか、「きざむ」「さく」「もどろく」などと言う。
刺青の関連語
| アート | 青(あお) | 入れる(いれる) |
| 色(いろ) | インディゴ | 腕(うで) |
| 絵・画(え) | 白粉(おしろい) | 書く・描く・画く(かく) |
| カルミン | 皮・革(かわ) | 刻む(きざむ) |
| 隈取り(くまどり) | 倶利迦羅紋紋(くりからもんもん) | 黥(げい) |
| 裂く・割く(さく) | 刺す(さす) | 朱(しゅ) |
| 炭・墨(すみ) | 線(せん) | タトゥー・TATTOO |
| 鳶職(とびしょく) | ネイルポリッシュ | 刃(は) |
| 肌・膚(はだ) | 針(はり) | ピアス |
| ファッション | ファンデーション | 文身(ぶんしん) |
| ペイント | ペディキュア | ヘナ・ヘンナ |
| 紅(べに) | ベンガラ | 掘る・彫る(ほる) |
| マスカラ | マニキュア | メイク |
| 文字(もじ) | 斑く・文く(もどろく) | 模様(もよう) |
| やくざ | ルージュ |
