イナ
イナとは、全長20センチメートル程度のボラの若魚。ナヨシ。
イナの語源・由来
イナの語源には、稲の茎が腐ったものがこの魚に変化するという俗伝から、「稲魚」の意味に由来するといった説がある。
しかし、「魚」は「ナ」と呼ばれるため、「いな(稲)」と「な(魚)」を掛けた名ではなく、「イナ」の「イ」に単独の意味があると考えるのが普通なので、「イナ」の呼称からこの俗伝が生じたともいわれる。
その他、イナの語源には、神に供えることができなかったという神話から、否み嫌うの意味で「否(イナ)」もしくは「否魚(イナ)」といった説もある。
オボコとスパシリの中間にあたるボラの幼魚「イナッコ」は、「イナ」に小さいものを表す「こ(子・小)」を加えた名である。
イナの関連語
| イキナゴ | イセゴイ・伊勢鯉(いせごい) | 鯔背(いなせ) |
| イネ・稲(いね) | 嫌・厭・否(いや) | エブナ・江鮒(えぶな) |
| オボコ | 神(かみ) | からすみ |
| 茎(くき) | 腐る(くさる) | クチメ・口女(くちめ) |
| 子(こ) | 魚(さかな) | 出世魚(しゅっせうお) |
| スバシリ・州走・洲走(すばしり) | 供える(そなえる) | 算盤玉(そろばんだま) |
| 小さい(ちいさい) | トド・鯔(とど) | ナタネボラ |
| ナヨシ・名吉・鯔(なよし) | ハク・白(はく) | ハラブト・腹太(はらぶと) |
| ボラ・鯔・鰡(ぼら) | メナダ・目奈陀・赤目魚 |
