一枚看板
【意味】 一枚看板とは、団体の中心的人物。他に大した取り柄はないが、唯一誇れる魅力的な事物。
【一枚看板の語源・由来】
上方の歌舞伎用語で劇場の前に掲げた大きな看板を表し、江戸では「大名題(おおなだい)」といった語。
一枚看板には外題を大きく書き、その上部には主役となる役者の絵姿が描かれた。
そこから、一座の中心的役者を呼ぶようになり、転じて、組織や団体の代表人物を言うようになった。
また、一枚看板は中心となる人物の意味から転じ、唯一他人に誇れることや、一張羅の意味で用いられることもある。
「二枚目」「三枚目」があって「一枚目」が無い理由に「一枚看板」が挙げられることもあるが、「一枚看板」の語があるから「一枚目」という言葉が使われないというより、「二枚目」「三枚目」は主に容姿や言動のタイプを表すのに対し、「一枚目」は地位を表した言葉で、比較の対象にならないためと考えるのが妥当であろう。
【関連語】
| 頭(あたま) | 主(あるじ) | 一張羅(いっちょうら) |
| エキストラ | 大御所(おおごしょ) | 大立者(おおだてもの) |
| 長(おさ) | 十八番(おはこ) | 親(おや) |
| 親方(おやかた) | 親父(おやじ) | 親分(おやぶん) |
| 顔役(かおやく) | 頭(かしら) | 歌舞伎(かぶき) |
| カリスマ | 牛耳る(ぎゅうじる) | 黒幕(くろまく) |
| 三枚目(さんまいめ) | 芝居(しばい) | 大黒柱(だいこくばしら) |
| 大臣(だいじん) | 立役者(たてやくしゃ) | 知事(ちじ) |
| 亭主(ていしゅ) | 頭取(とうどり) | 胴元(どうもと) |
| 頭領(とうりょう) | 棟梁(とうりょう) | トリ |
| ドン | 二枚目(にまいめ) | 晴れ着(はれぎ) |
| ボス | リーダー | 領袖(りょうしゅう) |
| 脇役(わきやく) |
