フトモモ/蒲桃/ふともも

意味

フトモモとは、フトモモ科の常緑小高木。東南アジア原産。い四弁ので、雄しべが長い。果実は生食のほか、ジャムやに利用する。ローズアップル。ホトウ。

語源・由来

フトモモは、中国名の「プータオ(蒲桃)」に由来する。
「プータオ」が沖縄方言で「フートー」となり、「フトモモ」となった。
中国名では、蒲桃の「蒲」が「プー」、「」が「タオ」に当たるので、「プータオ」が音変化した「フト」に「モモ」を付け加えると「蒲桃桃」になるため、本来「モモ」は必要ない。
「桜桃(オウトウ)」や「夾竹桃キョウチクトウ)」など、「桃」を「トウ」と読むものは他にもあるので、「フートー(フウトウ)」に「モモ」を加えなくても通じたはずである。
「モモ」を付け加えられたのは、「フートー」から変化した「フト」は、二語で言葉が不安定なためと考えられる。
また、外来語を日本語音にする際、馴染みのある言葉に近づけようとすることに似て、「太股」の影響があった可能性もある。

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