ホトトギス/杜鵑/時鳥/不如帰/ほととぎす

意味

ホトトギスとは、カッコウ目カッコウ科の。全長約30センチ。日本には鳥として渡来する。

ホトトギスの語源・由来

ホトトギスの名は「ホトホト」と聞こえる鳴き声からで、「ス」はカラスウグイスなどの「ス」と同じく、鳥類を表す接尾語と考えられる。
漢字で「時鳥」と表記されることから「とき)」と関連付ける説もあるが、ホトトギスの仲間の鳴き声を「ホトホト」と表現した文献も残っているため、鳴き声からと考えるのが妥当であろう。
江戸時代に入ると、ホトトギスの鳴き声は「ホンゾンカケタカ(本尊かけたか)」「ウブユカケタカ(産湯かけたか)」、江戸時代後期には「テッペンカケタカ(天辺かけたか)」などと表現されるようになり、名前が鳴き声に由来することが分かりづらくなった。
「トッキョキョカキョク(特許許可局)」という鳴き声は、戦後から見られる。
ホトトギスには、「杜鵑」「時鳥」「不如帰」「子規」「杜宇」「蜀魂」「田鵑」など多くの漢字表記があり、「卯月鳥(うづきどり)」「早苗鳥(さなえどり)」「魂迎鳥(たまむかえどり)」「死出田長(しでのたおさ)」など異名も多い。

ホトトギスの別名・類語

卯月鳥/早苗鳥/文目鳥/妹背鳥/黄昏鳥/たまさか鳥/勧農鳥/魂迎鳥/死出田長/田長/田長鳥/浅羽鳥/かけたかの鳥/てっぺんかけたか/沓手鳥/沓/子規/蜀鳥/蜀魄/蜀魂/蜀魂鳥/橘鳥/杜宇/杜鵑(とけん)/不如帰(ふじょき)/時鳥(じちょう)/時鳥(ときつどり)/時鳥(ときのとり)/百声鳥/歌鳥/田歌鳥/山杜鵑/網鳥/綱鳥/文無鳥/菖蒲鳥/うつた鳥/髫髪子/童子鳥/うない鳥/怨鳥/鏡暮鳥/空也上人鳥/くさつく鳥/恋鳥/特牛鳥/さくめ鳥/さくも鳥/里子/思帰鳥/賤子鳥/賤鳥/謝豹/つくも鳥/常詞鳥/常磐鳥/涙鳥/射干玉鳥/望帝/冥土鳥/めずら鳥/彌生過鳥/夕影鳥/夜直鳥/呼子鳥

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