未・未年
【意味】 未とは、干支(十二支)の8番目。年・日・時刻などにあてる。方角の名で「南南西(南から西へ30度の方角)」。陰暦6月の異称。み。び。
未年とは、西暦年を12で割った際、余りが11となる年。
【未・未年の語源・由来】
本来の読みは「み」、漢音では「び」。
「未」は、まだ枝が伸びきらずにいる木の部分を描いたもの。
『漢書 律暦志』では、「昧曖(まいあい)」の「昧」と解している。
これには、果実が熟しきっていない未熟な状態を表すという解釈と、「暗い」の意味で植物が茂り、暗く覆っている状態を表しているという二通りの解釈がある。
『説文解字』では「味」の意味とし、果実に味が生じ始めた状態と解釈している。
本来の意味からすれば、果実が熟しきっていない状態と考えるのが妥当であろう。
これを「ヒツジ」としたのは、無学の庶民に十二支を浸透させるため、動物の名前を当てたものであるが、順番や選ばれた理由は定かではない。
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