備長炭
【意味】 備長炭とは、和歌山県熊野地方で産する良質の木炭。びんちょうずみ。
【備長炭の語源・由来】
備長炭は、元禄年間(1688~1704)に紀州国田辺(現在の和歌山県田辺市)の備中屋(びっちゅうや)長左衛門が、ウバメガシを材料に作り、販売を始めたことから、「備長炭」の名がついた。
備長炭は炎や煙を出さず、灰も少なく、遠赤外線効果もあることから、うなぎの蒲焼や焼き鳥など、炭火焼料理で使われる。
今日では、備長炭の定義が拡大してしまったため、和歌山県産の備長炭を「紀州備長炭」と呼んで差別化をはかっている。
その他の地方産には、「土佐備長炭」「日向備長炭」などがある。
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【関連語】
油・脂・膏(あぶら) | 炙る・焙る(あぶる) | ウナギ・鰻(うなぎ) |
ウバメガシ・姥芽樫・姥目樫 | ガス・瓦斯(がす) | 蒲焼(かばやき) |
釜・窯(かま) | 竈(かまど) | かんてき |
グリル | 煙(けむり) | コンロ・焜炉(こんろ) |
七輪・七厘(しちりん) | 炭・墨(すみ) | 石油(せきゆ) |
チャコール | ナナカマド・七竈(ななかまど) | バーナー |
バーベキュー | 灰(はい) | 火(ひ) |
ブロイラー | 炎・焔(ほのお) | 薪(まき) |
焼く(やく) | 料理(りょうり) |