朝顔
【意味】 朝顔とは、ヒルガオ科の蔓性一年草。アジア原産。蔓は左巻き。夏の早朝、ラッパ状の花を開き、昼前にしぼむ。シノノメグサ。
【朝顔の語源・由来】
奈良時代末期もしくは平安時代初期、中国から薬用植物として渡来した。
当初、漢名の「牽牛子(ケニゴシ・ケンゴシ)」で呼ばれ、のちに「アサガオ」となった。
アサガオの語源は、早朝に咲くことから「朝の顔」という意味ではなく、早朝に開花し、昼にはしぼんでしまう特徴を、朝の美人の顔に喩えた「朝の容花(かおばな)」の意味といわれる。
ただし、牽牛子が「朝顔」と呼ばれる以前から、「キキョウ」や「ムクゲ」が「アサガオ」と呼ばれ、『万葉集』で「朝顔」と詠まれたのも「キキョウ」である。
「キキョウ」や「ムクゲ」は昼を過ぎても咲いているので、「朝の容花」の説は誤りのようにも思えるが、「ムクゲ」は朝開いて夕方にしぼむところから別名を「槿花」と言いうように、「朝の容花」が表す僅かな時間は、現在の朝顔(牽牛子)よりも長いものであったようである。
そして、午前中しか咲いていない牽牛子の花が、よりふさわしいと考えられ、牽牛子を指すようになったと思われる。
【関連語】
| 朝(あさ) | アサガオガイ・朝顔貝 | アサガオムシ・朝顔虫 |
| 雨降り花(あめふりばな) | 顔(かお) | キキョウ・桔梗(ききょう) |
| キンカ・槿花(きんか) | 草(くさ) | 咲く(さく) |
| サツマイモ・薩摩芋(さつまいも) | シノノメグサ・東雲草 | 萎む・凋む(しぼむ) |
| シロカンショ・白甘藷 | ソライロアサガオ・空色朝顔 | 蔓(つる) |
| 夏(なつ) | ネナシカズラ・根無葛 | 花・華(はな) |
| ハマヒルガオ・浜昼顔 | 昼(ひる) | ヒルガオ・昼顔(ひるがお) |
| マメダオシ・豆倒(まめだおし) | ムクゲ・木槿・槿(むくげ) | ヤラッパ |
| ユウガオ・夕顔(ゆうがお) | 夕方(ゆうがた) | ヨウサイ・甕菜(ようさい) |
| ヨルガオ・夜顔(よるがお) | ラッパ・喇叭(らっぱ) | ルコウソウ・縷紅草・留紅草 |
